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2020.01.09

2020年:稽古始め

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稽古始めです。
私が行っている『きの和装学園』は、帯を前で結んで後ろに回す「前結び」ですから、さまざまな変わり結びが出来ます。
今日、新たな帯結びを教えてもらいました。
これ、とっても楽です。
しかも、椅子に座って背もたれにもたれかかると、いい塩梅のクッションにもなります。
そして、つぶれて形が変になりません。
この冬は、この帯結びの出番が多くなりそうです。

2020.01.01

『私は本屋が好きでした』

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永江朗『私は本屋が好きでした』太郎次郎社、2019年

帯に、「ヘイト本が本屋から絶えない事情がある。」と書いてあります。ヘイト本ってあるんですね。嫌韓反中の本だそうです。
韓国や中国政府や企業の批判から始まって、理屈関係なく民族や在日コリアン、中国人が悪いになっているとのこと。
このような本が並んでいると、書店に行くとイヤでも目に入ってくるんです。在日コリアンの女性は、おまえは許されない存在なんだからなと本が訴えかけているように感じるそうです。その書店の前を通れなくなると。。。
2016年に「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取り組みの推進に関する法律」が施行されても、ヘイト本やヘイトスピーチは続いています。

この本を読んでいる最中に大型書店に行きましたが、入り口近くにヘイト本が平積になっていて、その上に別の本が数冊ありました。
この二冊を合わせて読んでくださいと感じました。
取り次ぎから配本されたから置いてあるのでしょうが、無意識なのか意図的なのか。

出版事情、裏付けのないネット情報、マスコミによる日常的な刷り込み、マスコミへの不満、日本の閉塞感、韓国や中国への偏見などが絡み合っている。

表現の自由、思想の自由ってその先にいる人を傷つけても許されるものなの?
悪いことだと思っていてもやめられない事情って、変じゃないですか?
本の内容を考えないで配本したり、書店に置いたりするのって、思考停止状態じゃないですか?
確信犯の出版社は1社だけだそうです。

ヘイト本が置いてない書店は、独立系の書店(店主が本を注文して置いてある)だそうです。著者はこのような本屋をセレクト書店と言っています。
この本は、個人経営の新刊書店で買いました。

私、個人経営の新刊書店を大切にします。

 

2019.12.29

かの書房

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今年、開店した個人経営の書店『かの書房』に行きました。
きっかけは、「放課後のいわた書店」で第2部の居酒屋で、加納さんの隣に座ったことです。
自分で本を選べないのがコンプレックスでした。
家に帰ってから思い起こすと、選べないのは大型書店とチェーン店なんです。
図書館、古書店、いわた書店では選べるていると気が付いたら、スッキリしました。
そこで、加納さんのお店『かの書房』に行きました。
選べましたねぇ。
3冊買いました。
レジの所で加納さんと話をして帰ってきました。
加納さんと話せたのも良かったです。
『かの書店』は、イイ感じのお店です。

住所:札幌市豊平区美園3条8丁目2-1
営業時間等は、Twitterでかの書店を検索してご覧になってください。

2019.12.27

放課後のいわた書店

一万円選書で有名な砂川市にある「いわた書店」初イベントの「放課後のいわた書店」に参加しました。
毎週土曜日は午前中までの営業ですので、この日は3時ごろから参加者自らシャッターを開けて店内に入ります。
ゆっくり本を選んで(見るだけでも良し)、5時ごろに裏の居酒屋さんに行き、店主を囲んで異業種交流会のようなことをしました。
初めて会う人同士で、どんな話になるのかなと思いきや、話題は本です。
札幌でただ一軒の個人経営書店の店主も来ていました。

私は、どういうわけか、大型書店では、読みたい本のコーナーを目指して行き買いますが、本を選べないんです。
平積み、面出し、ポップがあっても、目が書名の上を滑っているって感じです。
でも、いわた書店では選んで買えるのです。
庶民的で居心地がいいので、ゆっくり選べてまとめ買いをしても総額を気にしなくていいのです。
個人経営の書店の方が肌に合っているようです。
そんなわけで、この日もまとめ買いをしました。

太宰治『お伽草子』

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太宰治『お伽草子』新潮文庫、昭和47年発行、

 この本は、「盲人独笑」「清貧譚」「新釈諸国噺」「お伽草子」の4編を納めている。
「盲人独笑」は昭和15年7月の『新風』、「清貧譚」は昭和16年1月の『新潮』、「新釈諸国噺」は昭和19年1月から11月号にかけて諸雑誌に、「お伽草子」は昭和20年7月に完成しているから、日中戦争から大東亜戦争終結までに書かれた作品となる。

この中で、防空壕の中で娘に読み聞かせをしていた絵本を題材にしたお伽草子を紹介する。
「瘤取り」
このおじいさんは酒飲みで、家族から疎まれている。家族は家事にいそしむ妻と、真面目一鉄で聖人のような息子が居るから、実に立派な家庭である・・・と太宰は想像した。
おじいさん、なぜか家の中では浮いている。話し相手は顔に出来た大きな瘤で、孫のように思っている。その大事な瘤を鬼に取られてしまった。人の容姿をとやかく言ってはいけないと考えている聖人の息子は、このことに触れず、妻は何も問題にしていないから、瘤が無くなった出来事をおじいさんは話が出来なかった。
近所に周りの人から一目置かれているおじいさんも頬に大きな瘤があり、恨んでいる。
家族も瘤を否定している。瘤が無くなったおじいさんの所に行き、いきさつを聞き、鬼の所に行ったが、緊張のあまり歌と踊りが下手になり、鬼は怒って取った瘤をつけた。
瘤を無くしたおじいさんとその家族、山に住んでいる鬼、瘤が増えたおじいさんとその家族は悪いことをしていない。性格の悲喜劇だと太宰は最後に言っている。

「浦島さん」
浦島太郎は丹後の水江に実在する人物らしい。太郎をまつる神社があるという。が、海を泳ぐ亀は小笠原、琉球、台湾が産地で、ここまで上がってきそうもない。沼津の海浜宿で一夏を過ごしたときに見た赤海亀にしよう。潮流を考えると上がってくるはずが無いと言われたら、出現する訳のないところに出現した不思議さ、ただのウミガメではないということにしておこう。・・・と太宰は決めた。
陸上と海中とでは考え方が全く違う。竜宮城で出会った乙姫はフワフワしているひと。すべてを受け入れすべてを許す。
竜宮城から帰ってきた浦島太郎は、お土産の箱を開けたら煙が出て一気に300歳になりおとぎ話は終わった。箱を開けなきゃよかったのに、竜宮城から帰ってこなければよかったのにと私は浦島太郎を悲劇のヒロインだと思っていた。
しかし太宰は言う。
年月は人間の救いである。
忘却は人間の救いである。
思い出は、遠く隔たるほど美しく、忘却は無限の許しを得られる。
浦島太郎は帰ってきたら寂しくなり、救いを求めて箱を開けたら、300年の年月と忘却があった。

「カチカチ山」
カチカチ山の兎は17歳の少女、惨めな敗北をする狸は兎の少女に恋をしている37歳の醜男だと太宰は断言する。
狸にあんなひどい仕打ちをするのは男らしくない。狸汁にされる所を逃げ出し、ばあさんを欺いたのは正当防衛だからだ。
狸は兎に惚れていたから兎の言いなりになった。兎はギリシャ神話に出てくるアルテミスのように気に入らないことがあったら残忍なことをする。
女性にはこの無慈悲な兎が一匹住んでいて、男性には善良な狸がいつも溺れかかってあがいている。

「舌切り雀」
主人公は体が弱く、朝起きて部屋の障子にはたきを掛け、箒で塵を掃き出すと、ぐったりするくらいだ。年齢はまだ40歳にもならない。・・・と太宰は考えた。
主人公夫婦の家に雀が一羽いついた。ある日、主人公の爺が雀と話しているのを妻に聞かれ、若い娘と話をしていると勘違いをし、夫婦げんかになった。
どこにでもある夫婦げんか。。。
この雀と話をしていたのだと言っても妻は信じない。ならば、この雀のしたを取ってやると言い、むしり取ったのであった。爺は飛んでいった雀を、がむしゃらに探した。爺には侘しさがあったのかもしれない。
雀のお宿に行った爺は、舌を切られた雀と会い、平安なひとときを過ごしてすぐに帰った。
事の次第を話してもにわかに信じない妻は雀のお宿に行き、大きな葛籠を背負って帰ってくる途中、息絶えたのである。
決して欲を出したので無く、雀に嫉妬していたのであった。

おとぎ話は道徳の教材のように語られているが、実は人間の本質に触れるものである。

水島宏明『母さんが死んだ』


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水島宏明『母さんが死んだ 新装増補版』ひとなる書房、2014年

 昭和62年1月、札幌市で子供3人を残してお母さんが自宅で亡くなりました。死因は餓死。このときSTV(札幌テレビ)でディレクターをしていた著者は、取材し制作した番組がギャラクシー賞など3賞を受賞し、平成2年に本を出版、平成26年に新装増補版が発売になった。

お母さんの名前は岡田恭子、享年39歳。子供からの連絡で近所のひとが行ったときは、電気こたつから上半身を出し、ふっくらとした体型はミイラのようになっていた。


中央区に住んでいたときは、働いていて生活費の不足分は生活保護を受けていた。家賃の節約をするために白石区の市営住宅に引っ越したが、生活保護は受けられなかった。

法律では生活保護を受けるのは国民の権利だとしているが、保護費抑制をし始めてからは申請の前に行われる相談段階で、困窮していても切っている実態が浮かび上がってきた。

「明るく豊かに見える消費社会。その砂上楼閣の薄皮一枚隔てたところで、貧困というがん細胞が国民を徐々に蝕んでいる。暮らしに不自由しない「中流」の家庭も、離婚や事故、病気や老いなどのきっかけ一つで、生活苦へと転げ落ちていく。行政が救おうとはせず、ますます増幅される貧困のひずみ。それが地方へ、母子家庭へ、老人へ、子供たちへ、と力の弱いところへ一気に押しよせている。」状況は、32年たった今も変わらないなと思った。

2019.12.10

第37回チャリティークリスマスパーティー

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北海道難病連札幌支部主催のチャリティークリスマスパーティーが12月8日にあり、初めて参加しました。
参加人数は182人です。
テーブルは患者会ごとにあり、あすなろ会は最前列の真ん中でした。
作業所Bの「アラジン」の人たちによるハンドベルで始まり、よさこい演武、滝川市を中心に音楽活動をしているyellow spotのライブ、お楽しみ抽選会と、本当に楽しい時間を過ごしました。
上の写真は、乾杯の時のです。サンタさん、トナカイさん、マリオさんも登場し、お楽しみ抽選会でも活躍しました。

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抽選会で景品を渡したのが、日ハムのキャラクターフレッツフォックス君です。

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私は黒留めそでクリスマスバージョンにしたのですが、評判が良かったです。
後ろはこのようにしました。前で結んで後ろに回す「前結び」ですので、自分で出来ます。

 

2019.11.25

服の上から着もの

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若い時に着物を着ていなかったので、振袖や10代の子が着るような着物が着たくなります。
リサイクルでオレンジ色のかわいい着物を見つけました。
店員さんは購入を暗に止めましたが、買いました。
服の上から着てみるとイイ感じでしたので、若向けのものを着てみようかと思います。
これからはコスプレの道を歩むかもしれません。

2019.11.13

車いすに結心

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先日の車いす着付け講座は、車いすの操作から始まりました。
車いすを押すのを考えると結心は帯1本で小振りにしたほうがいいと思い、チョットやってみました。
写真ではボリュームがあるように見えますが、実際は割と厚みが無いんです。
このくらいの大きさで色々な結び方をしてみよう。

2019.11.09

`19年度北海道難病連札幌地区研修会

11月2日(土)10:00~16:30、北海道難病センター3階大会議室にて、北海道難病連札幌支部主催で札幌地区研修会が開催されました。
この研修会は主に患者会活動に携わっている人を対象とし、その時々の課題について勉強し、話し合う場です。
今回は、昨年北海道難病連で行った、「難病患者・障害者等の生活実態アンケート調査」について、午前はこの調査の集計と分析を行たホップ福祉問題研究所所長中岡良司氏の講演、午後はこのアンケート調査に合った自由記載の「不安や気になる事」のなかから「年齢的なこと」「医療的なこと」「経済的なこと」の3つのグループに分かれて話し合い、その報告をしました。

研修会が終わってから引き続き交流会です。
持ち帰り用の袋付きの弁当を食べ、アルコールなどの飲み物を飲み、ビンゴゲームに一喜一憂し、おしゃべりの時間です。

午前の講演会後に、森永乳業と南極料理人の西村淳さんが共同開発した長期間保存が出来る「森永とうふ」の説明を行いました。
森永乳業から参加者全員に配布する豆腐1丁と資料を頂きました。

終了予定は17時でしたが30分早く終わり、参加者は喜んでいました。

これで札幌支部の今年度の行事は終わり、これからは来年度に向けて準備が始まります。

2019.11.06

車いす着付け講習会

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NPO法人 全日本福祉理美容協会主催の車いす着付け講習会に参加しました。

車いすに座ったまま着物を着せます。
着物や帯は切ったり縫ったりしません。

持ち物リストを見て、どうやって着せるのか想像がつきませんでした。
きっと、フワッと着せるのでしょう。

まず初めは二人一組になり、車いすの操縦方法の体験です。
車いすを押したり、自走したことがありますが、押してもらうのは初めてです。
怖かったわー。

互いにモデルになっての着付けは、着付け師取ってよかったなと思いました。
そうでなければ出来ませんでした。
これから自主練して腕を上げていきたい。

 

2019.10.28

神経線維腫Ⅰ型の医療相談会&交流会

 

札幌市主催で、北海道難病連が企画運営する医療相談会が年4回開催されています。
今年度3回目は、神経線維腫Ⅰ型です。
これを機会に相談会の前に、同病の会員の交流会を開催しました。

交流会は参加者7名で、同病の患者・家族は3名です。
遠くは別海町や釧路市から参加した人がいました。
自己紹介の後は、もちろん神経線維腫Ⅰ型の話が中心です。
患者は子供の母親同士で話をしていたのが印象に残ります。
35年ほど前に出版になった、高橋幸春『明日香ちゃん美しく』の本の話も出ました。
著者は、神経線維腫Ⅰ型の患者さんに取材をして、その方たちの歩みを本にしたのです。
続編も出ています。
進行を止めたり遅らせたりする治療は何もありません。腫瘍が出来たら手術をして取りますが、それが出来ない時もあります。この状況は35年前と同じです。
もう一冊同病の本があるそうですから、読んでみたいと思いました。

交流会が終わってからは、医療相談会に参加しました。
第1部の講演会は、神経線維腫Ⅰ型については札幌医科大学の皮膚科学講座 肥田先生、リハビリレーションについては同大学附属病院理学療法士 藤沢先生、制度の説明は、同大学アイン・ニトリ緩和医療学推進講座 社会福祉士 木川先生、就労については就労・生活相談室テラス 真壁さんが引き受けてくださいました。
この疾患の研究が進んでいるのを知って嬉しかったです。

第2部の相談会は、医療・患者・家族グループ、理学療法グループ、福祉に関するグループに分かれて、それぞれに入ってくださった講師の先生方に相談をしました。

参加者は41名で、患者・家族、支援者、一般の人です。

午前は交流会、午後からの相談会では医療・患者・家族のグループに入り、木川先生、藤澤先生、真壁さんとそれぞれ話をし情報収集をしましたので、とっても充実した一日でした。

2019.10.04

「第6回患者会のない希少疾患グループ交流会」に参加

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9月28日(土)・29日(日)の二日間、日本難病・疾病団体協議会(JPA)主催の「第6回患者会のない希少疾患グループ交流会」に参加しました。
JPA代表の森さんは、放送授業の『障害を知り共生社会を生きる』第8回「難病を知る」にゲスト出演した方です。
JPAは内閣総理大臣賞を受賞するなど、活発に活動をしていますが、一般社会が難病に対する認知度は低いです。
一般社会で活躍している難病患者は多数存在するのに、身体障害が前面に出て、その原因となっている難病は隠れているからです。
この状況は、難病よりも身体障害の方が社会で活躍しやすいのを物語っていると感じました。

1日目は自己紹介と課題の対処法などを話し合い、2団体の活動事例紹介がありました。 2日目は、厚労省の難病対策課 課長補佐との懇談です。 難病対策って、患者さんの暮らしにかかわることなので多岐にわたります。難病対策がなかなか進まない様子を実感しました。

私が入っている患者会「あすなろ会」は、一つの疾患で患者会を組めないか、あっても北海道で活動をしていない疾患の患者家族が入る団体です。疾患数は32以上で、半数は1疾患一人です。
「あすなろ会」のような患者会が集まるのだと思っていましたが、違っていました。「あすなろ会」は特殊なのかもしれないと思いました。46年、良く続いてるなぁと思い、帰宅してすぐに初代会長がどなただったか調べました。
2月に発行する会報に、交流会に参加関連の記事を書いて、今までを振り返っていこうと思いました。

 

2019.09.22

まさかに備える知っトク気象情報

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北海道難病連札幌支部主催の『大震災に学ぶ集い8』が開催されました。
これは、東日本大震災の翌年から毎年開催されています。
今年は「まさかに備える知っトク気象情報」と題して、日本気象予報士会の方を講師にお迎えし、天気予報の解説をしていただきました。
地震はいきなりやってきますが、河川の氾濫、土砂崩れ、地滑りなどは天気予報で予兆があります。

台風は進行方向の右側が風台風、左側が雨台風。
真っ黒い雲が近づいてきた、雷の音が聞こえてきた、急に冷たい風が吹いてくるが、集中豪雨をもたらす積乱雲が近づくサインです。

気象の事を知っていれば、天気が悪くなる前に備えられます。
台風17号が近づいてくる時でしたので、タイミングが良かったです。

2019.09.20

2019年度 放送大学北海道学習センターの文化祭

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9月14日(土)は、北海道学習センターの文化祭でした。

5階ロビーでバザーを行っている横で午前中1時間ほど、所長がカフェを開設して、美味しいコーヒーをふるまってくださいました。所長のエプロン姿はお似合いでした。
コーヒーを飲みながらゼミが一緒だった方から、その時のゼミの先生がブログを開設したと教えてもらいました。

午後からは講演会、ステージ発表、サークル発表が6階の大講義室で行われました。
講演会は客員教授で社会保障法がご専門の片桐先生で、タイトルは「超高齢社会における住居保障―どこでだれと暮らすか」です。今の大きな課題ですので、いつもより多い参加者でした。

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サークル発表で学友会は「第3回ビブリオバトル」を行いました。バトラーは5人です。
チャンプ本は、文京学習センターのT君が紹介した『恋文賛歌』です。この本に対するT君の熱意が票を集めました。
以前、T君は文化祭の時にビブリオバトルを紹介した展示用のポスターを作って送ってくれましたので、貼りました。それを見た学友会会長が、面白そうだからやってみようと提案をし、年2回行うようになりました。
そんなことがありましたので、T君が来たのです。

そして、そして・・・

打ち上げに行く途中、北大構内を歩いていたら、T君が本部の大橋理枝先生を見つけました。
卒研の指導に来たそうです。
30分位なら時間が取れるとのことでしたので、打ち上げにお誘いしました。

本当に充実した一日でした。

2019.09.10

恩田陸『蜜蜂と遠雷』

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恩田陸『蜜蜂と遠雷』幻冬舎、2016年

ピアノコンクールを舞台としたこの小説は、4人の若きコンテスタントが登場します。
私の一押しは、蜜蜂王子だな。
映画ではどなたがピアノの担当になるのか出てるけど、かなりしばらくクラシックは聴いていないから、誰がどんな演奏をするのか分かりません。
(かなりしばらくって、40年とかね)
知らない人の名前ばかり。

Youtubeに、この小説に出てくる曲がアップされていましたが、蜜蜂王子が演奏した「ずいずいずっころばし」をルンバにアレンジしている曲は無かったな。
「ルンバ」で検索したら、掃除機のルンバばかりの中に「コーヒールンバ」がいくつか。。。聞きたかったのに。。。

聞いている人の感想を読んでいると、曲が流れてくるのを感じます。
身構えなく、アナリーゼした様子も無く、蜜蜂王子の音楽は透明感があるように思います。
だから、聞いている人の心の奥深くにある綿毛のような所に触れて、共感や反発という反応を呼び起こすのです。

一次予選、二次予選を通過し、三次予選。
やっぱり蜜蜂王子の演奏はいいねぇ~。
自然の猛威と驚異、美しさをよく知っていて、対話し戯れる。
この世の中は音楽であふれています。
風が吹き、雨が降り、打ち寄せては帰る波、人々の話し声。。。

音楽療法の先生がおっしゃっていた言葉を思い出します。
人は生まれたときから旋律に触れている。
言葉を発する前から旋律を発している。
「だ だ だ」とか「あ あ あ」で。

蜜蜂王子が師匠と交わした約束「音楽を外に連れ出す」って、どういうことなのかしら?
師匠と一緒に、またコンテスト期間中も模索しています。
本選でオーケストラとの共演の時に、何かをつかみました。

この小説を読んでいると、コンサートホールにいて曲を聴いている感じがします。
曲を聴いていると言うよりも、その曲のイメージを思い浮かべて、それに曲がついてくるような。。。

蜜蜂王子以外の3人のコンテスタントは、彼の演奏に触発されています。
それぞれが自分の演奏を模索していきます。
そして、コンテスト期間中も成長し続けます。

日本で行われたピアノの国際コンクールで、蜜蜂王子は何位になったでしょうか?
それはこの本をお読みになってください。

北岡伸一『世界地図を読み直す 協力と均衡の地政学』

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北岡伸一『世界地図を読み直す 協力と均衡の地政学』新潮社、2019年

この本は放大付属図書館に購入リクエストをし、買ってもらいましたので、学習センターに取りに行くと既に予約が入っているから貸し出しの延長は出来ないと言う。
本を買い学習センターに送る手続きをしますとメールが来てから1週間以内にです。
早いなぁー。

著者ははじめにで、「平成の30年は停滞の30年だった。世界のGDPの17.7%を占めていた日本は今や6.1%を締めるに過ぎなくなった。日本のプレゼンスはGDPで見る限り三分の一となってしまったのである。・・・安全保障政策においては・・・一定の前進があったが、中国の軍拡、北朝鮮の核とミサイルの増強などは、遙かに日本を上回るペースで進んでおり、日本の安全保障環境は悪化している。」から始まります。
日韓関係、日ロ関係、日北朝鮮関係は、それぞれうまくいっていないな。
「マルチ外交や世界を相手にした外交では、日本の立脚点を定めることがまず必要である。日本はどこにたっているのか、何を目指すのか。それがあっての二国間関係ではないだろうか。」やや遠くから日本を眺めて日本の立脚点を考察していこうというのが、この本の狙いである。」

序章で「インド太平洋構想」の説明をしてから世界各国を訪れます。
第1章はロシアの影響を強く受けている国々、第2章はアフリカ、3章は中南米、4章は南太平洋、5章はアジア、終章は世界地図の中を生きる日本人です。

読みながら世界での日本の立ち位置を考えるもよし、脳内世界旅行をするもよし。
どちらにしても視野が広がります。
日本は教育、人材の育成、保健衛生、法整備などに実績があります。
海外協力をするときはお互いの利益のためにこれらを行っています。
「お互いの利益」とは、仲間作りで、安全保障にもなるのです。
仲間作りかぁ~。。。
これって大事だよね。
自分の手の届く範囲でも。

2019.08.25

小川糸『キラキラ共和国』

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この本は『ツバキ文具店』が面白かったので、同じ著者の本だからと思い買いました。
登場人物が同じなので、読み始めてすぐに、『ツバキ文具店』の続編だって分かりました。
帯に、『ツバキ文具店』待望の続編って書いてありました。
本を買うときに帯は目に入っていません。
あぁ~、懐かしのポッポちゃん。

ポッポちゃんは、あのカフェのマスターと結婚したところからこの物語は始まります。
ポッポちゃんは文具店の経営と代書業を続けています。
頼まれる代書は、家族宛のものばかりで、様々な関わりががります。
よい関係を築いている人も居れば、そうでない人も居ます。
そうではない人でも、それにあらがう気持ちも出てきます。
これらのシーンごとに自分の過去を思い出します。
この感覚を例えると、花壇に咲いている植物を、ミントかもしれないと思って葉っぱをちぎり手でもんで、匂いを嗅いで「あっ、違う」と思った時の感覚が一番ぴったりします(この思い出がしっくりくるとは、マジですか!)。
ちょっと残念な感覚が入っているのは、人生はままならないし、ほろ苦く感じるときもあるけれど、自分の人生に後悔がないからです。

ポッポちゃんや代書を頼む人とは違う人生を歩んでいるのに、自分の過去を思い出すのは、これがあるかもしれません。一部引用します。
「竹はなんて潔いのだろう。迷うことなく、天に向かって一心に伸びる姿がうらやましくなる。ただ、上空を見上げると、一本一本が独立しているように見える竹も、上の方の葉っぱは互い互いに支えている。そして、根っこではみんなが繋がっているなんて、なんだか家族みたいだなーと思った。」

2019.08.23

長期保存の豆腐

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森永乳業が、南極料理人の西村さんと共同で、6.4か月常温で保存できる豆腐を開発しました。
北海道難病連札幌支部の役員会に、森永乳業の人が来て説明を受け、試食もしました。
ごく普通の美味しい豆腐です。
無菌状態で製造し、6層構造の容器で酸素と光を遮断ているから添加物を加えなくても持つのです。

冷蔵庫に入れなくてもいいので、毎日の食卓に楽々ストックできます。
食べては補充を繰り返していくと、災害時などの緊急時にも役に立ちます。

「森永とうふ」で検索をして、ネットで注文が出来ます。
郵便局でも扱っています。
「絹ごしとうふ」と「お料理向き森永とうふ」があり、どちらも12丁入り一箱1,740円です。
これで、買って冷蔵庫に入れているのを忘れて、投げてしまうことは無くなります。
魅力的な商品です。

2019.08.18

原田マハ『キネマの神様』

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原田マハ『キネマの神様』文春文庫、2011年

映画館にはキネマの神様が住んでいます。神様は映画好きの人に宿ります。
この小説の登場人物は、全員映画好きで、キネマの神様が降りてきました。
すると、どうなるか?
金儲けは出来ません。なぜなら、神様は物質的なことに関心がないからです。
神様は何に関心がおありなのでしょう?

主人公の歩が転職した先の会社は出版社で、知る人ぞ知る映画雑誌を発行していますが、廃刊寸前に追い込まれています。
この状況を打開しなければなりません。
まずはブログの開設から始まりました。
ブログの管理者は、社長の引きこもり息子です。
映画を見た「ごう」がその映画について記事を書きます。
「ごう」は、ギャンブルと映画が大好きな家族泣かせの男性です。
ごうは、ブログを書くのに生きがいを見いだし、ギャンブルから離れられました。
次に、このブログの英語版を作ることになりました。
訳するのは歩の元職場の人で、アメリカ在住の女性です。
しばらくすると、「ローズ・バッド」と名乗る人から英語版にすごいコメントがつきました。

「親愛なるゴウ
どうやら君たち日本人は、我々アメリカ人の心の奥深くに柔らかく生えている最も敏感で繊細な「父性への憧れ」という綿毛を逆なでするのが趣味らしい。
君の評論「フィールド・オブ・ドリーム」を読んだ。なにやら「キネマの神様」への報告だということだが、それがもし本当の神様なら、君の寝言に耳を傾けたよだれまみれの口を直視できるほど、人間性に富んではいないはずだ。君の評論をまともに受け止めることの出来る神様は、極東の竹林(バンブーウッド)には住んでいても、聖林(ハリウッド)には住んでいない。まず、それを君の肝に銘じさせることから始めよう」

何という挑戦的なコメント。
しかも、この文章はただ者じゃない!
どうする?ごう!

ゴウはこの挑戦を受けて立ちました。

こうして2人はネット上でコメントのやりとりを行っていきました。
ゴウは映画の光の差す部分に目を向け、ローズ・バッドは闇の部分に目を向けます。
2人は交わることはありませんでしたが、お互いに相手に敬意を払っているのが感じられます。
一つの映画を全く別の見方の論評が読めるのです。
あぁ~、何という幸い!

そんな2人が一つの方向を向いた映画があります。
それは「硫黄島からの手紙」です。
なぜなら、2人はこの戦争の時に従軍していたからです。

この小説には、いくつもの映画が出てきます。
一番大事な映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」なのです。
小説の始めから終わりまで、この映画が根底に流れています。
「ニュー・シネマ・パラダイス」は、低迷を続けていたイタリア映画が復活したと世界に知らせた映画です。

「キネマの神様」に登場する人物は、それぞれが事情を抱えています。
そこから乗り越えて前に進めるようになったのは、映画を愛する人の所に「キネマの神様」が降りてきて、困難を乗り越えて自分の人生を歩めるように、人との出会いを作ってくれているからです。

「ローズ・バッド」は何者かって?
小説に登場する人物は、どのように変わっていったかって?
それはこの小説を読んでください。

映画って、ホントにいいですね!

 

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