割烹着
明治時代に入り、日本は近代化を進めていきました。家族も変りました。その過程の中で生まれたのが割烹着です。
主婦のしている事は、掃除、洗濯、炊事。これって、女中さんの仕事です。女中さんは、前垂れだけの前掛けをしているので、割烹着とは形が違う。清潔感を表すのに白です。それで、主婦は女中さんと同じ仕事をしているのですが、女中さんとは違いますよと、白の割烹着が作られました。
ですから、白の割烹着は主婦のステータスを表しているのです。
だから、今、お店で売っている割烹着は白ばかりです。普段家で着物を着ていると、割烹着があると便利なので買いに行きました。白はしみが目立つので使いたくないのですが、白しかありません。当然私の割烹着はしみだらけ。色物のを探そうとすると大変なので、染めてみるか。
ちなみに、家計簿をつけるようになったのもこの時代から。
白い割烹着を着て家計簿をつけるのが、明治時代の新しい主婦です。現代に生きる私は、白い割烹着を着てパソコンで家計簿をつけています。
・・・100年前とナンにも変ってないジャン!!
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