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2004.06.14

いろいろな人生

 着付け教室に来ている生徒さんは、平日の午前中という事もあって中高年の女性ばかりです。教室の雰囲気はアットホームなので、身の上話しが始まる時があります。

 ご主人を亡くされて、やっと外に出る気持ちになり、着付け教室に来た。皆温かく迎え入れてくれた。でも、体調が良くなくて来れないと連絡が入りました。
 先生は、来れる時においで。お月謝は来た時で良いから、との事。

 ご主人が現役の時に発病し、だんだん悪くなってったが、定年退職まで勤め上げられた。自宅での対応が出来なくなり、入院している。もう10年になる。話しが出来ないから、筆談。何かが吹っ切れるまで10年かかった。良くなる事は無いから、ご主人の葬儀には、自分で喪服を着て送り出したくて、着付けを習いに来た、という人が居ます。

 夫が入院中に、同じ病室に居た方の看病にきていた奥さんが、毎日着物を着て来ます。ご主人があれこれと言うのだそうです。その後主人の言い分、
「腰紐が出ていたら、言いたくなる。」
着物を着た奥さんが来ると、病室がフワッとして、和みます。着物の力は大きいね。

 ご主人が入院中だという奥さん、着物を着て病院に行くと良いよ。

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