偉大なおばあちゃん
祖母が亡くなってしばらくしてから、祖母の家にインドネシアのジャワ島にあるボゴールから郵便物が届きました。中は賞状のようですが、英文で書いてあるのは分るのですが、なんて書いてあるのか分りません。そこで、今日、「TSUNAMI」の集会があったので、分る人に見てもらいました。
ボゴールの農業の大学からのもので、1999年から2005年まで、学生に奨学金を出していたので、そのことについての感謝状だと分りました。下のほうの右側には学長のサインが、左側には担当の先生のサインがあります。
スマトラ島のメダン市の子供たちに奨学金を出しているのは知っていましたが、ボゴールの学生にまで奨学金を出していたとは知りませんでした。メダンには4人の子に奨学金を出しています。
ボゴールの大学の先生が、数年ごとに北海道大学に来ます。10年ほど前でしょうか、その先生が北大に来たときに、事務の人から、今、インドネシア語教室をしていると聞き、行ったら、祖母と母に会い、それからつながりが出来ました。そんな事があって、ボゴールの学生に奨学金を出すようになったのかもしれません。
祖母が、奨学金を出しているのは、日本が悪いことをしたからという思いからです。祖父がジャカルタで輸入品を売るお店をしていて、そこに祖母が嫁いでいきました。ジャカルタで10年過ごし、戦争が始まるからと日本に引き上げてきました。祖父は徴兵され、インドネシア語が分るのと、地図が読めるからと言う理由で、ジャワ島上陸の際は、先頭だったそうです。その罪滅ぼしからしていた事ですが、驚きました。
祖母はインドネシアを生きる支えにしていました。昨年12月に入院したときは、「インドネシア語の本を持ってきて」と、私に頼みます。亡くなる直前までインドネシア語の勉強をしていました。
スマトラ沖地震では、とても心配していました。アチェには若い友達が居ますから。その方、祖母の葬儀の前日にこちらに来ていたので、参列してくださいました。
祖母が亡くなってから、益々大きな人だったのだと感じます。
人気blogランキングに1表を!←ここをクリックしてね
« インドネシア料理 | トップページ | 「TSUNAMI留学生帰国支援」被災国をもっと知ろう 北海道集会 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 捨て活 始めました(2025.02.11)
- セイコーマートのポイント交換(あめちゃん袋)(2025.02.06)
- 予想を超える家電製品の機能(2025.01.15)
- 三人女子会(2021.02.27)
- 新元号の発表(2019.04.01)
コメント