子ども盆踊り
子ども時代に覚えた事はチョット思い出すだけで、出来るようになると思い、ミンダナオに行ったら、日本人の小母さん達は、子ども盆踊りを踊ろうと思いました。これなら簡単で、ミンダナオの人たちとも踊れるし。
一緒に行く人が、踊っていないと言う。
あれれ???
私は皆が踊っていると思っていた。
そこで、札幌文化資料室に行ってきました。
<経緯>
お盆になると、子ども達は大人の中に交じって踊っているのが、相当批判があり、子どもの文化を大切にしようと、北海道教育委員会の依頼で、昭和26年9月~27年3月にかけて作られた。
<関わった方たち>
作詞/坪松一郎氏(当時、江別第3中学校勤務)
作詞/山本(杉原)雅之氏(キングレコード専属作曲家)
振り付け/睦 哲也氏(熊崎哲三郎)(教育舞踏家・東京小学校教師)
道教委企画担当者/藤沢建夫氏(社会教育課主事)
札幌市教育担当者/辻 寧光氏(社会教育文化係長)
企画協力者/千田モト氏(札幌舞踏会創立者)
キングレコード童謡担当ディレクター/柳井葵夫氏(「森の小人」等の作曲者)
<歌詞の移り変わり>
昭和29年8月の原型の歌詞だとされている。(作詞をした坪松一郎著「石狩平原の子どもら」より)
子ども盆踊りのために(北海港教育委員会選定)
1. そよろそよ風 牧場に街に
吹けばチンチラ灯がともる
赤くほんのり灯がともる ホラ灯がともる
シャンコシャンコシャンコ
シャシャンがシャン
手拍子そろえて
シャンがシャン
2. 笛も流れる 太鼓も響く
風が流れる中空に
手拍子そろえて
ホラおどれ ホラおどれ
はやしコトバ前同
(山本雅之氏作曲)
しかし、振り付けの睦哲也(本名:熊崎哲三郎)著「人間の詩」によると、
北海道教育委員会選定
子ども盆おどり唄
坪松一郎作詞
1.そよろそよ風牧場に街に
吹けばちらちら灯がともる
赤くほんのり灯がともる
ほら灯がともる
シャンコ シャンコ シャンコ
シャン が シャン
手びょうしそろえて
シャ シャン が シャン
2.笛も流れる 太鼓もひびく
風が流れる 中空に
手びょうしそろえて
ほらまわれ ほらまわれ
繰り返し
3.そろた そろうたよ
どの子もそろうた
そろうて うたえば 月が出る
海の上から月が出る
ほら月が出る
繰り返し
ここで、一番の「ちらちら」「手びょうし」と2番の「ほらまわれ」が、原曲と違っていて、3番が付け加えられている。「まず先に作詞をお願いし…」、振りをつけた。「まず先に」お願いしたのは、何なのか?1、2番の歌詞なのか、それとも、1、2番が出来ていて、3番をお願いしたのかは不明である。
2001年版で広く使用中のもので、キングレコード製作歌詞カードでは、2000年版まであった、「北海道教育委員会選定」の表示がはじめて消えている。1番から3番まででは、「子供盆踊り歌」「牧場に町に」「太鼓も響く」「ほら回れ」「揃ったよ」「歌えば」などが違っていて、はやし言葉が「チャンコチャンコチャンコ・・・」になり、8番まで新しく加わった。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
子ども時代を思い出してしまいました。盆踊りが始まると、どこからともなく曲が流れてきます。6:30頃から子ども盆踊りが始まるので、大急ぎで夕食を済ませ、走って会場まで行きました。あの頃は町内会ごとにやぐらを組んでいました。たぶん、空き地だったと思います。最終日は、子ども達に景品(お菓子)が当たるので、参加者が増え、踊っていない子までもらっています。私も景品目当てに踊っていたようなものです。「これで終わります」と、景品を配るアナウンスが入ると、猛ダッシュで係りの人の所に走っていっていました。そういえば、太鼓を叩く子が来ていなくて、私が叩いた事があります。
どん、どん、どん、 カカカッカ
どどん(が)どん、カカカッカ
どん、ど、どん、どん、どん、 カカカッカ
どどん(が)どん、 カッ!
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