慢性炎症性脱髄性多発根神経炎
この難しい病名は略してCIDPです。
自己免疫症で、ウイルス等の自分以外のものに戦いを挑んで自分を守っている免疫の働きが、自分自身に戦いを挑んでいます。
神経の周りには壁があって、そこが壊されていて、伝達がうまくいかないのです。伝達する時間が遅くなったり、全く伝わらなかったりします。その為に、手足に力が入りません。
寝たっきりになってから大学病院に運ばれる人がいるそうです。
10万人に3~5人の病気です。性別では、男性がなる割合が多いそうです。発病は2歳から70代まで。全国の患者数は2000人と推定されています。
特定疾患(難病)に指定されていますが、一部地域以外のほとんどの地域では医療費の補助などはありません。
治療しても再発する場合がありますし、自然に治る場合もあります。
治療は、ステロイドパルス療法と免疫グロブリン大量療法の二つがありますが、どちらも3割ほどしか良くなりません。どちらもしてみて、良くならなかったら、人工透析のようなことをします。免疫抑制剤も使います。
手足に力が入らないので、歩行が困難です。外出は付き添いが必要になります。足に力が入らないので、足が上らなくて、平らな所でも、つまずいて転んでしまいます。
手に力が入らない為に、杖をつけません。
生活面での工夫が必要です。
「全国CIDPサポートグループ」という患者会があります。
札幌には、患者さんが25人くらいで、そのうちの半数は札幌医科大学付属病院。残りは、多分、北海道大学付属病院でないかと思います。
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