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2007.03.22

ステロイド剤の話②

ステロイド剤の副作用は、重いものから軽いものまで様々あり、その人によって出るもの、出ないもの、出る強さが違います。使っている薬の強さや、期間による違いも有ります。副作用には対処の仕方がありますので、薬を使っている方は、担当医にお尋ねください。
以下は対処を簡単に書いてみました。

感染症にかかりやすい:強い薬や大量に使うときは、入院になります。通院している方は、風邪が流行っている時は外出しない。外出時はマスク着用。家族も外出時には帰ってから手洗いとうがいをしましょう。何かチョットおかしいなと思ったら、すぐに病院に行きましょう。ステロイド剤を出している病院が遠いときは、近くの病院に行っていいかどうかを担当医に聞いてみたほうがいいようです。家族がインフルエンザの予防注射をするのも予防方法の一つだと思いますが、CIDPの患者さんで、初めのころギランバレーと診断され、予防注射をしたら、急激に悪化し、首から下が動けなくなり、5ヶ月間入院し、回復した方がいますので、患者さんは要注意です。
骨粗しょう症:予防する薬があります。骨粗しょう症を予防する為に、必要量のカルシウムを摂取しましょう。この薬を飲んでいる患者さんの話では、朝起きたらすぐ飲み、飲んだら30分間は水以外のものを口にしないのと、横になってはいけないと注意されたそうです。
糖尿病・耐糖能異常:食事療法が大切です。これで糖尿病がコントロールできなければ、薬を飲む必要があります。
高血圧:塩分の取りすぎに注意してください。
高脂血症・動脈硬化:これも食事療法です。コレステロール値の高い食べ物は避けましょう。
食欲が出てくる:これは我慢しかありません。食べたくなったら、糖尿病、高血圧、コレステロールに気をつけて食べましょう。洋菓子よりも和菓子。クリームよりあんこ。油と砂糖の組み合わせは効率よく太ります。
ステロイド筋症:完全に予防する方法がありませんが、副作用としては軽い方です。あまり気にしないほうが良いようです。過度の筋トレはかえって良くないです。薬を使わなくなれば(又は減れば)よくなります。
精神症状:多幸感(幸せに感じる)、軽い興奮状態、うつ状態など色々です。症状にあわせて、精神安定剤、睡眠薬や睡眠誘導剤などを使います。あまり考えすぎないで、プラス思考で行きましょう。
無菌性骨壊死:薬を大量に飲んでいるときに、無理に運動をしないこと。時々検査をして、早期発見、早期対処。
白内障:若い人は、ステロイド剤を大量に、長期間使っていても成る心配はありませんが、50歳を過ぎれば、多少は出てくるかもしれません。なんとなく物が見えずらい、暗い所が苦手になった、というような時は、眼科の受診。
緑内障:時々眼圧が上り、緑内障の傾向になることがあります。目の異常を感じたら眼科へ受診を。
月経異常・性腺機能障害:婦人科へ受診。男性は泌尿器科へ受診。
胃潰瘍:胃薬を飲む。入院中に胃の具合が悪かった患者さんで、退院すると良くなる事も有ります。
満月様顔貌・中心性肥満:ムーンフェイスと言われているものです。美容上問題があるだけで、医学上の問題は有りません。食べ過ぎに気をつけましょう。
副腎不全:飲んでいるステロイド剤を医師の指示なしに急に減らしたり、止めたりしない事。抜歯も含めて手術をするときは、一時的にステロイド薬を増やす必要があるので、手術前に担当医と相談してください。
皮膚症状:皮膚が少し薄くなったと思ったら、刺激を与えないようにしましょう。血管が切れやすくなっているわけではありません。


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