ステロイド剤の話①
ステロイド剤は、炎症と免疫を抑える働きがあります。
ずっと以前、日本で始めての心臓移植が札幌でありましたが、そのときは、免疫抑制剤としてステロイド剤が使われていました。今は良い免疫抑制剤があります。
炎症とは、傷が出来て、それが治る課程を言います。
ステロイド剤は約50年前に使い始められ、始めは慢性関節リウマチの患者さんに対して使われていました。関節の痛みで寝たきりだった患者さんが、すぐ歩けるようになりました。
でも、ステロイド剤を大量に使っていると、副作用や関節の機能の異常が起こることがわかってきました。ですから、お医者さんは、副作用と効果を見極めながら、慎重に使っています。
ステロイドは体の中にあるホルモンの1種で、副腎の皮質から分泌されています。
“副腎皮質ステロイドホルモン”が正式な名前です。ステロイドは本来、体が受ける様々なストレスにすばやく対処できるように体を調整しますから、なくてはならないものです。動物でステロイドを出さないようにすると、すぐ死んでしまいます。
ステロイド剤を沢山使うと、体からホルモンが出なくなりますので、ステロイド剤の副作用が怖いからと急に止めると、ショック症状を起こすことがあります。
「ステロイドを使うといわてたとき」
橋本博史/編集
保険同人社/刊
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