生活習慣病になぜなるの?
成人病の発症には3つの要因が考えられています。①遺伝子要因②環境要因③胎児期発症説です。③について少し書いてみようと思います。
ヨーロッパの研究によると、生まれたときの体重が小さい人たちほど虚血性心疾患による死亡率が多いという結果が出ています。そこから、生まれたときの体重が小さいのは、成人病発症と強い繋がりがあるのがあるのではないでしょうか。
妊娠中の栄養が低いと腎臓糸球体・ネフロンの数が少なくなっていています。9歳頃までの観察では、血管拡張性に障害が出たり、インスリン情報伝達系の異常につながっているのではないかと考えられています。
胎児に栄養がいかずに、生まれたときの赤ちゃんが小さい原因は何でしょうか?
①妊娠前の母親の低栄養。
②妊娠中の母親の低栄養と体重増加の抑制、喫煙、妊娠中毒症、自己免疫疾患、その他による胎盤機能の低下。
それでは、どのような対策をすればいいでしょうか?
①若い女性の栄養教育と極端なダイエットをやめること。
②妊婦さんの栄養の重要性と妊娠中の適切な体重増加。
妊娠中の体重増加は、8キロくらいと指導されていますが、栄養不足になるので、個別の指導が大切です。喫煙もよくありません。
③乳児期の栄養指導。小児成人病が増えています。乳児期は発症を効果的に止める時期になるので、少なくとも6ヶ月までは母乳で。栄養を取り過ぎないように、充分な運動が必要です。ですから、小さく生んで大きく育てると言われているのは、劣悪な胎内環境に過剰栄養となります。
詳しくは、「からだの科学」No.249をご覧下さい。
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