ジャワ島地震現地から①/06年6月
地震があったジョグジャカルタの大学に留学している学生が、友人たちと救援活動を始めました。現地から続々と連絡が入りますので紹介します。
物資を届けた一集落の状況です。
この集落、わずかの家屋を残してすべてこのように崩壊しました。
今日は、車を2台見つけることができたので、きのうよりもはるかに物資を運ぶ量が増えました。
まだまだ政府からの援助が届いていないところが多いです。
今日は、(同じ大学で学ぶ)日本人の被災者からいただいた助言にしたがって、新聞も運ぶことにしました。インドネシアは、どこの家庭でも新聞があるような習慣ではないのですが、このような状況では、あれこれ情報を知るための道具として、大きな威力を発揮することが分かりました。
被災をまぬがれた地域は、すでにふつうの生活を取り戻していますので、ここで必要とされる物資を購入して、被災地に向かっています。あちこちのスーパーは、混雑しています。
集落に物資を届けているところです。車が立ち止まると集落のひとびとが次々にやって来ます。
今日は、10箇所の集落を朝から日が暮れるまで、訪ねることができました。被害の状況ですが、けっして平均的でないということが分かりました。被害がひどいとされている地域でも、ほとんど被災を免れている集落もあれば、その反対(ほとんど家屋が倒壊)もあります。
今まだ、電気が通じていない集落で、大きな問題になっていることがあります。あちこちで泥棒が現れていることです。不遇な生活に加えて、泥棒に警戒しなければならない生活です。このことは、新聞、テレビでも報道されています。どうしてこんなことをするひとがいるのでしょうか。まったく非道な行為です。今日は、夜まで活動を続けたのですが、電気が通じていない集落は、ランプ(オイルランプがほとんど)を使っているとはいえ相当に暗いです。
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