イースタービレッジ落成式
フィリピン共和国南部のミンダナオ島。北海道の1.3倍ほどの面積の島に約1400万人の人が住んでいます。フィリピン最高峰のアポ山と山々が連なっており、そこは熱帯の大自然。美しい海が広がり、キダパワンはミンダナオのフルーツバスケットと呼ばれるほど果物の豊富な所です。
ミンダナオはモロ族(イスラム教)、山岳地帯に追いやられた多数の山岳民族、ルソンやビサヤから移住してきたキリスト教が共生する地域です。分離独立を願うモロ開放戦線やモロ民族開放戦線と政府軍の争いで多くの血が流されてきました。現在も多少の衝突を繰り返しながら対話と和解が進められています。
札幌司教区の祐川神父さんは、マニラ、ミンダナオ島の東ダバオ州のサンイシドロ市を経て、北コトバト州キダパワン市に渡り、02年8月10日に養護施設「イースタービレッジ・ミンダナオ」を開設しました。借家で手狭になったため新しい土地と建物を取得し、2年後の8月8日、無事落成式を迎えました。
お祝いに「イースタービレッジを支える会」から8人が出席しました。
前日は、皆で飾り付けの準備です。
テープカットから始まった落成式。DSWDの1番上の方の参列があり、社会に認められていると感じました。
男の人、女の人、年齢は1才から60代までいて、複数の民族がいて、宗教はカトリック、プロテスタント、イスラム教の人がいて、今まさに「共生の時代」を生きていると思いました。
子供達の歌は、いつ聞いても感動します。歌声はとても綺麗です。
餅まきならぬ飴まきをして、お食事。
フィリピンでの1番のご馳走は豚の丸焼き。豚サンがこちらを見ているの。顔を見ないようにして、肉を切ったわ。
日が沈みかけても、皆で踊り、ゲームをしたり、とても楽しい1日でした。
私達が帰る前日、お別れ会をしました。今まではこのような時は、男の子は泣きたいのをぐっとこらえていたそうですが、この時ばかりは皆泣きました。
最後に全員で記念写真を撮りましたが、その後も夜遅くまで別れを惜しんでいました。
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