マルベル(コロダナル)市
マルベルは地図上ではコロナダルと記載されていますが、ミンダナオ関係の人たちはどなたもマルベルと言っていますので、「マルベル」で統一します。
マルベルには、チボリ、マノボ、ビラアン、カラガンなど多くの先住民族が住んでいます。
2000年10月に構成要素市に昇格し、2007年の人口は約14万9千人で、2万7千世帯です。サウスコタバト州の州都です。
7つのバランガイが都市部を、20のバランガイが郊外の農村部を形成しています。
国際漁港があるジェネラルサントスからコタバトを結ぶ幹線道路の中心に位置しているので、農業だけでなく商業も発達しています。
ジープニーの乗り入れが禁止になっているので、庶民の足はもっぱらトライシクルです。
主要道路沿いに出る屋台は午後5時以降と決まっています。
家庭のゴミは市役所がうまくやっているので、清潔な街並みです。
そんなマルベルにある知り合いの家に荷物を一旦置かせてもらい、1泊だけの用意をして、ミンダナオ1泊目はマルベルにある御受難会です。ここは観想会で日本人シスターが二人います。マザー松田はミンダナオに30年。
高い塀に囲まれていて、門の前に修道会の看板がありました。
中に入って行くと建物があります。玄関のチャイムを鳴らすとシスターが出てきます。
右側には聖堂があります。
正面の建物と聖堂の間に、マリア像がありました。
お客さんの泊まる部屋です。
裏側に庭があり、28年前アメリカ人でイエズス会の神父さんが黙想指導に来たときに神父さんが造った枯山水のような一角があります。日本に居た時期があるので、このようなものを作ったそうです。イエズス会の創立者であるイグナチオが考えたお祈りの仕方(霊操)の宿泊霊操に始めて参加したのをきっかけに日本CLCに入り、札幌の助言司祭の勝谷神父さんに出会い、神父さんから祐川神父さんを紹介され、神父さんからマザーを紹介された事をマザーに言うと、二人で人との出会いの不思議に感動しました。その勝谷神父さんは「イースタービレッジ・ミンダナオを支える会」の代表者をしているので、今は私の上司です。
この建物は、神父さんのお部屋があるのだそうです。
夕食はお部屋でしました。とても美味しかったのですが、全部食べ切れなくて、主食を残してしまいました。一緒に行った人が、「写真とっておけばよかった」と言います。空の皿をとっても仕方が無いので、写真は無しです。
翌朝、朝ミサに参加しました。聖堂の前にシスターたちと私たち。半分から奥が近所の人たち。
朝食は玄関近くの部屋でいただき、帰る支度です。
玄関近くのケースにシスターたちが作ったカードやしおりが置いてあります。買いに来る人があまりいないので、私たち、持って帰り、札幌で売ることにしました。丁度これからならクリスマスに間に合います。
知り合いの人が迎えに来てくれて、一度戻り、ポロモロックで先住民族のお祭りがあるので、行く事にしました。本当はメインイベントが見れるはずだったのですが、直前になって日程の変更があり、見れなくなりました。直前の日程変更は、ミンダナオの人たちにとってなんら問題は無いのかしら?
マルベル市内を少し見て回りました。
朝市です。
タマリンがありました。生タマリンを見たのはなじめてなので、チョット感動です。
朝市で仕入れてきたものと、隣のおばさんからもらったもので、食事です。
マルベルで一番大きな教会、カテドラルです。写真では良く分りませんが、玉座のイエスです。圧巻でした。
隣に小さな聖堂があり、ここでお祈りをしている人たちがいました。正面には祭壇があり、御聖体が置いてあります。荘厳な雰囲気です。
信号機の無いミンダナオで、歩道橋があるのですから。道路が放射線状になっていて近くに二つも。でも、誰も使っていません。歩いている人が見かけないのです。何の意味があるのでしょう。
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