北大祭・TSUNAMI報告/05年6月
毎年お楽しみの北大祭。模擬店が沢山出ていて面白いのです。色々な国の味が楽しめます。今年は、インドネシアとフィリピン、イスラムのお店、どこかの国の焼き鳥を買ってきました。今日の夕食をこれで済まそうと思い息子の分も買って来たのですが、息子は夕食は外食したって。残念!
今年は、「TSUNSMI留学生帰国支援」の集会があり、アチェとスリランカの報告を聞きました。
二つの地域とも、子供たちの心の傷が癒されないままです。スリランカの子供を対象にした調査報告を聞き、この子達が学校に行けるように奨学金の必要性を訴えていいました。
やっぱり、私はインドネシアが気になるので、アチェの事を書きます。
津波で犠牲になった人たちの遺体の収容は、今はしていないようです。くぼ地が出来て水が溜まり、ここに遺体があるなと思っても、そのまま埋めるそうです。
被災者の話では、支援金が出ているのですが、2ヶ月滞納している。軍部の監視が強いため、訴えられなかったので、困っているが話を持っていけない。
訪問した養護施設では、紛争の犠牲になった子と、津波の犠牲になった子がいます。津波で心の傷を受けているのはいいほうで、紛争による傷の方が深刻だそうです。
親が政府軍側で、反政府軍に殺された子。反対に、政府軍によって殺された親が反政府軍側の子。その戦闘に巻き込まれて殺された親の子と、一つの施設で3つのグループに分かれているそうです。
世界中から支援団体が入るのですが、支援の競争をしているという事でした。
救援物資は横流しがあり、市場で売られているって。誰が横流ししたの?
復興は全然進んでいないように感じました。津波が引いたそのままの状態のように思われます。私は行けなかったのですが、TUNAMIの1回目の集会は、津波直後に行った医師の報告で、「今まで色々なところに行ってきた。戦地にも行った。こんなひどいところは初めて。復興に100年かかる」と言っていたそうです。
いろいろな事を考えちゃいました。
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