グーテンベルクの活版印刷
7日・8日の2日間、放送大学で面接授業があり、受講しました。グーテンベルグの活版印刷です。
1世紀前後はパピルスのざらざらした紙に、葦の茎を削って作ったペンで書いていました。書きずらくて、裏が書けなくて、もろくて綴じずらいので、パピルスを長くつないで巻いていました。
4世紀になると、パピルスが輸入しずらくなったために羊皮紙になりました。つるつるしていて書きやすくて、羽ペンが出てきましたので、綺麗な字が書けるようになりました。裏にも書けるようになり、端が綴じられる様になりました。印刷本のイメージが出来上がりました。
14世紀に、紙の生産が始まります。写本用でした。もっと紙を使うにはどうしたらいいのかしら?そこで、グーテンベルグは印刷を発明しました。売れ筋の本を印刷していました。
グーテンベルグの聖書は、2冊組で、今は一億円するんだって。これを写真にとって複製にしたのが、2冊で50万円もするんだって。今からみても最高傑作。字だけを印刷して、挿絵は購入した人が職人に描かせました。
写本の字と、活字とは多少違いがあるので、それが分るようにと・・・・
1日目は、写本を見ながら、ラテン語の聖書を、先が平らで6ミリのブロードペンを使って書く・・・書く・・・書く・・・ひたすら書く。
その後は、グーテンベルグの印刷の聖書(左の写真)を見ながら、書く・・・書く・・・書く・・・ひたすら書く・・・。聖書を見ながらといっても、複製をコピーした物ですよ。
あぁ~~、肩こった。1日目の感想は、「専門って、マニアックだな。」です。
そして迎えた2日目。やっぱり書く。今度は、人文主義者が書いた字を活字にすると・・・です。グーテンベルグの印刷の字は、縦線ばかりが並んでいるいる感じがして見ずらかったのですが、m,n,iの字の縦線下の止めが、iが多少違っているのに気付いてお終いになりました。
時代による字の移り変わりや書く字と活字のちょっとした違いなど、こういうのって、結構面白いと思いました。
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コメント
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ふじこさん、
コメント有難うございます。
・・・というより、大変お世話になっております。
>ドイツ語が普通にわかっても、この活字体を勉強しないと読めないですね…。
そうなんですか!
本当に、縦線しか書いてないように見えるの。2日間書きまくったかいあって、やっと字に見えてきました。
なにごとも、面倒くさがらずに作業をする大切さを感じました。
投稿: ひかり | 2009.11.11 20:04
ひかりさん、こんばんは。お疲れ様でした。
私、若い頃、ドイツにいて、トールペイントで表札を作ったりする時に、わざとこの古い髭文字の活字体で書きました。
これは、ドイツ語が普通にわかっても、この活字体を勉強しないと読めないですね…。
投稿: ふじ子 | 2009.11.11 19:39
ほんと、1日目の最後の方になったら、縦線がまっすぐ書けないの。
どうして波打つのかな??
2日間、ご苦労様でした。
来月の「聖人崇拝」を楽しみにしています。
投稿: ひかり | 2009.11.09 18:05
肩凝り、頭痛
疲れたぁ・・・・
最後に書いたの字は疲れなかったけど
二日間、書きまくりだったねΣ( ̄ロ ̄lll)
投稿: yomogi | 2009.11.09 17:02