バタビヤの日本人学校
この写真はバタビヤ(現ジャカルタ)の日本人学校です。
日本人学校として日本から認められるためには、校舎、グランド、生徒数、教師などの規定を満たさなければなりません。バタビヤでは三宅哲一郎総領事の熱意により、横浜正金銀行が学校設立に合意しました。
在外の日本人学校としての校舎がなく、日本人会に併設されていました。
運営資金を得るために、お母さんたちは刺繍をして、作品を売っていました。母は、祖母が刺繍をしている記憶があるといっていたのは、このことかもしれません。
生徒は40人くらいだったといいます。大抵の子供たちは馬車に乗って通学をしていました。この写真に写っている子供の中に、有吉佐和子、財界のトップになった人、文化勲章を受章した人がいます。
蘭領(インドネシア)に日本人学校は7校あり、設立年は、1921~25年に1校、1926~1930年に4校、1936年~1940年に2校です。
2008年にジャカルタの日本人学校を訪ねた時、教頭先生が事前にバタビヤ時代の日本人学校を調べて下しましたが、まとまった資料がないとのことでした。

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