きもの自在
図書館で本を探していると、鶴見和子著「きもの自在」を見つけました。著者は社会学者で、家にいる時も、出かける時も着物をお召しになり、登山にもです。そんな著者が、着物とのお付き合いを語っています。
きものの文様、染色、絞りなどは古渡りといって、古代から、日本列島の外からとりいれたものが多く、シルクロード、唐(中国)、韓(朝鮮)、天竺(インド)、中世から近世にかけて南蛮(ポルトガル、イスパニア等)からの海外の異文化を取り入れて、今の着物になりました。鶴見先生は、世界中の更紗や織物で帯、ストール、陣羽織を作っています。本を読んでいると、着物と帯は、合えばどんな布でもいいというのが分かります。
以前は毎日のように着物を着ていました。外出時はもちろん家でも来ていましたので、膝やお尻が出てくるのです。そういう時は、3日くらい掛けておくと戻ります。袖口がドアの取っ手に引っかかるので、注意しなければなりません。割烹着は白しか売っていないので、自分で作りました。もんぺの仕立て代が小紋のそれと同じくらいの金額になるので、化繊の反物を買って縫いました。
ですが、この3~4年ほど着なくなりましたので、着るのが下手になりました。時間がかかる割には、とても外には出られないくらいです。家で着ていると着物が痛むので、これからは家では着ないようにして、外出時にだけ着ようかとか、これからどのように着物とお付き合いをしようかと考えています。そんな時に「きもの自在」を読みました。手持ちの着物を外出着、家で着るものに分けて、また以前のように日常的に着るようにしようかと考えています。
写真は色無地と綴れ織りの帯です。
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