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2012.12.22

ウナギの新種発見

ウナギの研究をしている先生がウナギの新種を発見しましたので、そのお話を紹介します。

日本では年間10万トン以上も食べられているウナギですが、ウナギの生態は一般に知られていません。
世界に19種あり、そのうちインドネシアに7種います。
ニホンウナギは絶滅危惧種です。

ウナギの産卵場は南マリアナ海峡の西方海域で、ここで生まれたウナギの幼生期レプトケファルスは体長数ミリ。
北赤道海流に乗り西へ移動します。
フィリピン諸島の中央部の海にたどり着き、ミンダナオ海流に乗り南下するのと、黒潮に乗り北上するのと二つに分かれます。この時は透明なシラスウナギになって、台湾、中国、韓国、日本など東アジアに移動しているのです。

そこで、ルソン島北部にウナギがいるはずだと予想を立てて行ってみると、市場にウナギの燻製が売っていました。仕入先を聞いてみると、山中に住んでいるネグリートから物々交換したそうです。ウナギはネグリートしか取れないのだそうです。ネグリートとは、フィリピンに一番古くから住んでいる人達で、あとから移住してきたマレー系の人たちが今では主流になています。

ネグリートが住んでいる山中に行くと、ここでウナギを獲って燻製を作っているのです。燻製ではダメなので、ウナギを獲ってきてもらい、日本に持ち帰り遺伝子を調べてみると、新種だったのです。

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