障害者総合支援法
写真は、2012年6月20日に可決され、2013年4月施行になる「障害者総合支援法」の記事です。(1月24日付北海道新聞)
日本が2007年に115カ国目の署名国となった障害者の権利に関する条約の批准に向けたもので、難病患者が障害福祉サービスの対象に入っています。対象となるのは、難治性疾患克服研究事業の130疾患になる見通しです。
障害の中に難病が入ったのは評価できますが、障害者自立支援法違憲訴訟原告団と国とで締結された基本合意に流れている「谷間のない障害福祉施策」の趣旨が反映されているとは思えません。
日本の障害福祉制度は、戦後の傷痍軍人対策の身体障害者福祉法から始まり、知的障害者福祉法、身体障害者の範囲の拡大、精神障害者の福祉法と、病気や障害を人つづつ追加していって充実させていきました。
充実させていくと制度の谷間に置かれている多数の人たちの存在が際立ってきました。
5,000~7,000あると言われている難病。
今までのようにひとつづつ疾患を加えていくやり方では、いつになったら谷間がなくなるのでしょうか。
発想を変えていかなければならないと思うのです。
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