吉野ヶ里歴史公園
700年間続いた弥生時代のすべての時期の遺構・遺物が発見された学術的にも価値の高い吉野ヶ里遺跡。
発掘しても完全な形で出土しているわけではありませんので、中国、朝鮮半島、東南アジアを見て回り、そこから推測して復元してあります。学芸員やボランティアスタッフがいますので、分からないことは質問すると答えてくれます。
弥生時代前期(紀元前5~2世紀)は、丘陵一帯にムラが点在し集落へ発展する兆しが出てきます。中期(紀元前2~紀元1世紀)になると丘陵の南側に外環豪が掘られ、墳丘墓や龜棺墓列がみられるようになり、後期(紀元1~3世紀)には環濠集落へと発展し、祭殿や物見櫓などの大型建築が登場します。
蚕を飼い絹糸をとって植物や貝で染色し、その糸で織物をし、組紐もありました。日本の民族衣装の着物の原型が弥生時代に始まるのですね。
実際に組みひもを体験しながら担当者に、共通点のあるインドネシアやフィリピンの織物と織り機の話をしました。参考になったようです。
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