赤幡神楽
福岡県京築地域には昭和の初めころまで50以上の神楽講がありました。太平洋戦争以後神楽を伝える人が減り続けていますが、30団体が残っています。その内の一つ赤幡神楽を観に行きました。舞台に上がった神楽を観る前に、神社で奉納をしている神楽を先に観たほうがいいと思ったからです。赤旗神楽は出雲流神楽の流れを汲む筑前系の岩戸神楽です。舞う人もお囃子も男性です。神楽が発展して歌舞伎になりました。
お囃子やお客さんは、お酒を飲んだり、おつまみを食べたりしながらです。時々ヤジが飛びます。神様に奉納するのですから、お客さんにお尻を向けても神様にお尻は向けません。今回はダイジェスト版でしたので早く終わりましたが、夕方に始まり終了したのが10時過ぎていたでしょうか。演目の意味が分かりませんが、引き込まれて観ていました。そのときの神楽がyoutubeにアップされていましたので、リンクしますね。
写真の演目は「御先鬼(みさき)」です。天照大神の孫で天孫と言われる杵杵岐命(ににぎのみこと)が高天原(たかまのはら)から豊葦原の中つ国に降臨したとき天のやちはたの分かれ道で異様な形相をした怪しい者と出会い争いになります。実はこの怪しい者杵杵岐命(ににぎのみこと)が下界におりられると知り、道案内に来た豊葦原の中つ国を治めている国つ神の猿田彦命(さるたひこのみこと)だったのです。
演じ終わり退場するときに、鬼が持っていた両箸に白い房がついている竹の棒をもらいました。
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