「フィリピンBC級戦犯裁判」
永井均「フィリピンBC級戦犯裁判」。
終戦直後からフィリピンでは激しい反日感情が生まれ、フィリピンに残された日系二世は自分の親が日本人だと分かると命の危険がありましたので、身元を隠して暮らしていきました。
この本は、フィリピン人側にたって書かれてあります。フィリピン人の人権が深く傷つけられたために、反日感情が激しくなったのかが分かります。
ですが、戦犯が収容された刑務所のモンテンルパでは、フィリピン側は出来る限りの待遇をしていました。
1951年、キリノ大統領は約100名の日本人戦犯を恩赦しました。キリノ大統領は、戦争中に自宅で家族全員が虐殺された現場を見ても、遺体を葬る事さえできませんでした。
書評がありますので、紹介しますね。
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