シンポジウム『現代と宗教』
『イスラム国の衝撃』の著者で、イスラーム政治思想史がご専門の池内恵先生が「イスラーム教と国際政治~グローバル・ジハードの来た道・今後~」と題して講演だというので、ワクワクして行きました。第1部のKeynote Presentationでは先生の持ち時間は30分で、私はメモを取りながらでしたし、講演が終わってからは客席にお座りになりましたので、後ろ姿しか見えないし、第2部のRoundtable Sessionで壇上の先生と目が合うことなく、結局3時間半同じ会場にいて、一度も視線が合わなかったという悲しい結果になりました。
先生は「イスラム国」やイスラム教の説明は分かりやすかったので、もっと聞きたかったです。
辻康夫先生の「デモクラシーは宗教とどう付き合うか」では、宗教の大切さを感じました。私は、宗教は魂に関することで背骨を強くすると思います。宗教間の対話も大切ですね。宗教は自尊心の回復に必要で、犯罪、非行、アルコールや薬物の依存からの回復に宗教が活用されている例が紹介されました。
Roundtable Sessionで一番心に残ったことは、90年から生の希薄化が起きていることです。死体を見て自分が生きている実感を得るなんて、悲しすぎます。
生きている実感が無いのって深刻じゃないですか?
ネット上でつぶやくより実際に人と会って話すほうが良いし、便利な社会になったから意識的に体を使うのもいいし、喜怒哀楽の少しの感情を感じ取れたりと、スルッと抜けるような感じではなくて、手ごたえがあるような、そんなことが生きている実感を得るのにいいかもしれません。
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