映画『クロスロード』
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フィリピンを舞台にした青年海外協力隊の映画を観てきました。
研修所で同期だった3人は、ルソン島のバギオ、ベンケット、イフガオにそれぞれ派遣されます。
1900年代初め、フィリピンを領有したアメリカはバギオを避暑地として開発をしました。
マニラからの道路建設のベンケットの所を日本人移民が行いました。
ですから、この辺りは100年以上前から日本人が行っていました。道路工事だけではなくて農業もしました。予告編にも出てきますが、映画ではこの時に日本人が栽培していたイチゴが市場に山積になっている場面が出てきます。
イフガオでは戦争の傷跡が出てきます。
現在、青年海外協力隊は現地に行き、住民の側に立って活動をしています。
映画では、民間レベルでの日比交流の110年くらいをザックリと眺めることもできます。
良くも悪くもフィリピンに行って日本人が行ったことは、後に残っています。
それでもこの100年間、日比交流は良くなってきていると思います。
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