第3回いっしょにね!文化祭
障がいのある人、ない人、障がいの種類など関係なく、みんな一緒に発表をしましょうという趣旨の「いっしょにね!文化祭」が今年も10月1日(土)に開催されました。
カナダでは民族の違い、障がいのあるなし関係なく一緒に暮らしている社会で、健常者も一緒に障害者スポーツをしているのだそうです。アメリカも同様で、自分の手で車いすの後ろのタイヤを動かして自走できる人は、障がい者のうちに入らないのだそうです。日本だったら障がい者差別法の話題がありますが、アメリカではごく当たり前のことなのだそうです。
日本もみんな一緒の社会になればいいなと思い、今年は既製服に手を入れると着やすくなるよと言うファッションショーに着物を2組入れてもらいました。
一人はCIDPの患者さんで杖を使っている人で、着物をあつらえてすぐに発症したので、今回初めて着ます。着物を軽くしたかったのですが、単衣に向かない生地ですので、長襦袢を見える所だけの「なんちゃって長襦袢」にしました。
袋帯も重いのですが、手持ちのにしたいという事でしたので、そのまま使いました。足袋や草履は履かずにスニーカーにして、着物は短めにしました。
もう一人は頚椎損傷の人で人工呼吸器をしていて車いすです。
成人式のために着れるように工夫した着物をもう一度着ます。
体に巻く部分の帯、帯揚げ、帯締め、長襦袢はあらじめ着物に縫い付け、マジックテープで前を合わせるようにできていて、帯結びの方は、結んだのを前に付けます。
車いすの両側にへこ帯のような張りのある薄い帯を花のように作り、いくつも付けました。
準備をしていると私も出たくなり、白地にピンクの花柄の浴衣を着物のように着て帽子をかぶりました。
客席で見ていた人の反応は上々でしたので、障がいがあってもきものを着れるのだという事を伝えられました。
着付けの担当は、きの和装学苑札幌和モード校が担当しました。
先生方の着付けの技術は素晴らしいです。
後日、三人とも体調が良くなりましたので、楽しいことをするのは大事だなと思いました。
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