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2017年9月

2017.09.14

『ざんねんないきもの事典』

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今泉忠明監修『続ざんねんないきもの事典』高橋書店、発行年は記載なし、児童書。

生き物は自然界で生き残るために進化をしていますので、こうなりたいと思ってもその通りに進化しませ。ですから、私が頭がよくなりたいと願っていても、残念ながら、その通りに進化するのは望めないです
例えばラッコの場合、あおむけになって貝を石に打ちつけて殻を割り、実を食べるのですが、この石はお気に入りのを持っています。万が一なくした時は、お気に入りを見つけるまでご飯は食べられませ。ご飯が食べられない時期があっても生きて行けます。
かむ力の強いワニですが、口を開ける力は弱いので、おじいちゃでも片手で抑え込めるです。少ない握力でワニに勝てるのですから、大丈夫。
リスは越冬のためにドングリを埋めますが、残念なことにその半数はどこに埋めたか分からなくなるのです。半分忘れても生きて行けます。
このように、ちょっと残念な生き物の話を多数読でいると、なぜか生きて行くのに自信がつくのです。
ゴリラの会話「ゴホッ、ゴホッ」ってゲップなんだって!ということは、ゴリラと会話ができるK大総長はゲップの達人って事かしら?
ざんねんないきもの」は株式会社高橋書店の登録商標ですので、利用の際は十分気を付けて!

『のほほん解剖生理学』

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玉先生『のほほん解剖生理学』株式会社永岡書店、発行年の記載なし。

どんなふうに作られているかが解剖学で、どんなふうに働いているかが生理学です。この本は解剖生理学を大阪のノリで面白く、ザックリと解説しています。
例えばホルモンの冒頭は「体へ指示する物質がホルモンな。あの肉とかのホルモンは「捨てる事=放るもん」から来てて違うんやで!英語の「hormone」説もある!」という具合です。
頭蓋骨はいくつもの骨がくっついて出来ているから、「頭痛の時、頭が割れるように痛いって言うけど、本当に割れてるねん」と、こんな具合に解説がついています。
頸椎の数は人間とキリンは同じで7個とか雑学も交えながら、カラーの図解で説明しています。
苦手な医系ですが、ハードルが低くなる本です。

『水を石油に変える人』

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山本一生『石油に変える人』文芸春秋、2017年。

海軍に石油に変える技術を売り込んだ人がいた。インチキだと反対する人がいる中、山本五十六は違っていた。山本らの立会いの下で実験が行われインチキだと分かったので、副題が「山本五十六、不覚の瞬間」。
この技術を開発した人の名は本多維富で詐欺師。それまで「藁から真綿(絹)」、陸軍に売り込んだ「海からガソリン」の2件は詐欺罪で裁判にかけられたが、詐欺だと証明が出来ずに無罪になった。
支那事変が勃発し、物不足で統制がはじまり、その中にガソリンも含まれていた。...
そのような中、新聞には「廃油からガソリン」「魚油からガソリン」「草からガソリン」の記事が載るようになり、詐欺師には追い風が吹いた。
本多には政治の黒幕や霊感の強い人等が近づいてきた。「からガソリン」の話には東洋化成がこの話に乗った。この頃、同社は奇妙な噂が流れて株価は暴落し経営的に苦境に立たされていた。昭和13年の暮が近づいたころ、山本五十六に話を持ちかけた人が2人いた。
インチキだと反対者がいる中、山本は実験を決意。
1回目の実験は成功したが、生成されたガソリンを検査した結果、市販のものだと判明した。
2回目の実験では本多は気分が悪くなり病院へ行くと医師から止められ、実験は中止となった。
3回目の実験は山本らそうそうたる顔ぶれが集まり大臣官邸で行う予定だったが、本多が暴漢に襲われ実験が出来なくて1日目は終わった。
2日目も本多は来なかった。
3日目、本多が来て実験を行い大成功になった。からガソリンが出来たのだ。立ち会った人の中で疑問を抱いた人がガソリン生成時に使う薬瓶をスケッチしていて、成功時に瓶1本増えているのが分かり、インチキが確認できた。
「藁から真綿」同様、「からガソリン」も手品だったのだ。
このような話に、政界、財界、軍部に身を置く人が信じるのだから、事実は小説よりも奇なりとはよく言ったものだ。

『もっとヘンな論文』

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サンキュータツオ『もっとヘンな論文』角川書店、2017年

著者のサンキュータツオ氏は大学で日本語学を教える芸人学者。自身の研究領域の論文を読むのに疲れて、他の分野の論文を読んでいたら、面白い論文を見つけて、2年前に出版した「ヘン論文」の続編です。
始めにの最後で「断言します。論文は、笑えるものほど素晴らしい!よくぞここまでやった、と。今回も珠玉の論文をご紹介します」と書いてある通り、「プロ野球選手と結婚する方法」始め、11本の名(?)論文を紹介しています。
卒論から雑誌に掲載された論文で、著者は、論文をまじめに解説して面白く突っ込みます。
身近な事象に疑問を抱いて研究する大切さ、研究の苦しさにも触れていて、卒論や修論に取り組んでいる人にはお勧めだと思います。

『おしかくさま』

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谷川直子『おしかくさま』河出書房新社、2013年。

カバーの絵がATM神社なんですよ。札幌にある雪印メグミルク工場内のカツゲン神社と匹敵する面白さです。
書き出しが「パパが怪しい」なんです。
パパ、どうした?...
元高校教師のパパは、お金の神様である「おしかくさま」を信じていて、お金を持っているとジンワリ幸せを感じる女性たちの集まりに行き、色々な事を教えていたのです。おしかくさまを信じていると、お金の周りが良くなるのだそうです。信者さんたちは、金の亡者ではないから、すがすがしさを感じます。
お金は自分のために使う?それとも他者のために使う?
おなかがすいている時に、お財布の中のお金を寄付する?
関心があるのはお金?それとも他の事?
愛とお金は対局?
おしかくさま曰く、「金は鏡である。金は金と向き合うすべての人の心を映し出す」というのは本当だと思う。
お金で買えないものがあると知っていても、人々はお金に心が動かされます。
そこで、お金の清め方を紹介しますね。
全国どこにでもあるATMがお社なので、お社に行って拝みます。
ATMにお金を入れて再び拝み、入金した金額と同額を引き出します。
簡単にできますが、ATMの前で拝んでいる私を他の人が見たらどう思うか?と考えると、しないだろうな。

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