『ざんねんないきもの事典』
今泉忠明監修『続ざんねんないきもの事典』高橋書店、発行年は記載なし、児童書。
生き物は自然界で生き残るために進化をしていますので、こうなりたいと思ってもその通りに進化しません。ですから、私が頭がよくなりたいと願っていても、残念ながら、その通りに進化するのは望めないです。
例えばラッコの場合、あおむけになって貝を石に打ちつけて殻を割り、実を食べるのですが、この石はお気に入りのを持っています。万が一なくした時は、お気に入りを見つけるまでご飯は食べられません。ご飯が食べられない時期があっても生きて行けます。
かむ力の強いワニですが、口を開ける力は弱いので、おじいちゃんでも片手で抑え込めるんです。少ない握力でワニに勝てるのですから、大丈夫。
リスは越冬のためにドングリを埋めますが、残念なことにその半数はどこに埋めたか分からなくなるのです。半分忘れても生きて行けます。
このように、ちょっと残念な生き物の話を多数読んでいると、なぜか生きて行くのに自信がつくのです。
ゴリラの会話「ゴホッ、ゴホッ」ってゲップなんだって!ということは、ゴリラと会話ができるK大総長はゲップの達人って事かしら?
「ざんねんないきもの」は株式会社高橋書店の登録商標ですので、利用の際は十分気を付けて!
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