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2018.06.26

柳田邦夫『妻についた三つの大ウソ』

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柳田邦夫『妻についた三つのウソ』新潮文庫、平成5年。

ウソ3つで本を一冊書けるなんて、やっぱりプロはすごいなと思って本書を購入しましたが、短編集の中の一つでした。
39の短編が収められていますが、なんか中途半端な数字。
あとがき入れれば40チョッキリになるので、私の気持ちが収まりました。

初めに読んだのはやっぱり「妻についた三つの大ウソ」。三つともお酒がらみで、ウソがばれています。著者は酒豪なんだ!

読んでいくと、しんみりしたり、大笑いしたり、考え込んだり、過去を思い出して懐かしくなったりします。こういうのを躍動感がある文章というのでしょうか。

私は勉強のために読む本は、読書の中に入っていません。一冊全部読んで多少なりとも味わうと「読書」って感じます。
「読書の悲惨」の所で、あぁ~、なるほどと思いました。
勉強のための本は必要な箇所だけしか読まないのは、著者も同じなのです。

そして最後は「締め切り前にスイミング」です。原稿の締め切りが近づいてくるとプールでひと泳ぎして、帰宅途中は「ゲンコウよりもケンコウ」と自分に言い聞かせているとのこと。
私も追いつめられると逃避をし、最近は読書です。
追いつめられる回数と読書の数は正比例しています。
著者も同じなんだなと思いながら、本を閉じました。

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