『フレディ・マーキュリー 孤独な道化』
レスリー・アン・ジョーンズ著/岩木貴子訳『フレディ・マーキュリー 孤独な道化』ヤマハミュージックメディア、2013年
クィーンは「キラークィーン」がヒットしていた頃ラジオで聞いていた程度でしたが、映画『ボヘミアン・ラプソディ』公開前にFbのニュースフィードで予告編が上がってきたのがきっかけとなり、クィーンの魅力に取りつかれました。
映画は2回観に行って、2度目はフレディの命日(11月24日)です。
ネットで、フレディについて書かれた本は、この本が一番いいとの情報を得て、他大学にある本を予約を入れ借りました。
フレディとクィーンの略歴を紹介します。
1946年 アフリカのザンジバル(元イギリス領)で生まれる。
1955年~1963年 インド(元イギリス領)の寄宿学校に入る。
1963年 ザンジバルに戻る。
1964年 ザンジバルで革命が起き、一家はイギリスに亡命。
1966年 イーリング・コレッジ・オフ・アートに入学し、69年卒業。
1970年 ブライアン・メイ(リードギター)、ロジャー・テイラー(ドラム)、
フレディ・マーキュリー(ボーカル)でクィーン結成。
翌年ジョン・ディーコン(ベースギター)が加入。
1991年11月24日 フレディ他界。クィーンの活動は続く。
1997年 ジョン・ディーコン、クィーン脱退。
2006年 ブライアン、ロジャー、ポール・ロジャースが「クィーン+ポール・ロジャー」
としてワールドツアーを行う。
2011年 クィーン結成40周年。ロンドンで「クィーン展」開催。
2018年 映画「ボヘミアン・ラプソディー」公開。5週連続前週を上回る入場者数になる。
本を読んだ感想ですが、フレディの仕事のキャリア、私生活に私の頭はくらくらしてきました。
フレディ主催の乱痴気パーティー、映画ではかなり控えめなシーンになってるわ。そのまま映像にしたらスクリーンの下半分はモザイクだね。
大きなライブになると、観客の動員数は12万人とかなんだから!
仕事上でお付き合いのあるアーティストの顔ぶれにも頭がくらくらしてくる。私でさえ知っている名前が何人も。
その一人がデヴィッド・ボウイ。
映画で使われている曲にクィーンとボウイが歌っている「アンダー・プレッシャー」は両者で曲を作ったんだー!
ハチャメチャなフレディを理解し受け入れたのは、クィーンのメンバー、メアリー・オースチン、ジム・ハットン、バーバラ・ヴァレンティン。これだけいるから、フレディの人生は短かったけど、良かったと思うんです。
フレディの両親はパールシー教(ゾロ・アスター教)ですが、フレディ自身は信仰していなくて、死の直前にキリスト教に改宗しました。。葬儀はパールシー教で行われました。パールシー教は風葬なのですが、イギリスでは出来ないから火葬し、遺灰はサリー州のブルックウッド墓地かも知れません。
« 半襟2枚重ね | トップページ | 『こんな夜更けにバナナかよ』 »
「本紹介」カテゴリの記事
- 今年2度目の「いわた書店」(2024.12.20)
- 尾身茂『WHOをゆく』(2021.06.09)
- いわた書店で本の仕入れ(2020.06.06)
- 読んだらバズるヨンデル選書シーズン2(2020.06.15)
- 葉室麟『蛍草』(2020.05.02)
コメント