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2018.12.31

『こんな夜更けにバナナかよ』

私も観てきました『こんな夜更けにバナナかよ』。
ロケ地はほぼ札幌ですので、市電はラッピング車が走ったり、ロケ地マップが観光案内書に置いてあったり、上映が始まった日はテレビ塔がバナナ色にライトアップされたりと、全市を上げて応援しています。
この本は北海道新聞社から10年以上前に発売になり、文庫本になって再版され、映画化になりました。
道新から発売になったばかりの時、主人公の鹿野さんのボランティアに入っていた人と会い、本のことを熱く語っていたな。
その時は他人事のように聞いていましたが、数年後に、難病の世界に足を踏み入れるとは、考えてもみませんでした。人生何があるか分かりません。...
厚労省に「我が事まるごと・・・」っていう部署があるんだよ。我が事なのよ。他人事じゃないのよね。
「まるごと」っていうのは、鹿野の場合、難病、身体障害、介護と3つの分野にまたがっているわけ。そうすると縦割りでは対応が出来ないから、地域を「まるごと」なのです。

今まで祖母や障害者と接してきて思うことは、その通りだと思いました。
①人に寄りかかってはいけません。寄りかかられると苦しくなりますから、人間関係が築けません。頼るのと寄りかかるのとは違います。鹿野は自立しています。人を頼っているけど寄りかかっていません。
②障害があるからといっても、人としてどうよってことはペケです。障害の後ろに隠れるんじゃないよ。鹿野は自分のことは自分で決めています。自分の人生に責任を持っています。
③障害者はお見通しです。だから、自分を取り繕ってもバレてます。映画の中で鹿野は「もう来なくてもイイよ」と言い、美咲ちゃんが、鹿野といると楽だっていうの。自分を取り繕わなくてもいいのです。

映画でボランティアと富良野・美瑛に行くの。外でみんなが遊んでいる時、鹿野は部屋にいて窓からそれを見ているんだけど、車いすから倒れるのです。
あっ、人工呼吸器が外れたって思ったら、頭がくら~として天井が回りました。
それでも鹿野は生還しました。しかも、オチがある!!

笑いが一杯ある映画です。笑いたい時は遠慮しないで笑ってください。

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