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2019年8月

2019.08.25

小川糸『キラキラ共和国』

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この本は『ツバキ文具店』が面白かったので、同じ著者の本だからと思い買いました。
登場人物が同じなので、読み始めてすぐに、『ツバキ文具店』の続編だって分かりました。
帯に、『ツバキ文具店』待望の続編って書いてありました。
本を買うときに帯は目に入っていません。
あぁ~、懐かしのポッポちゃん。

ポッポちゃんは、あのカフェのマスターと結婚したところからこの物語は始まります。
ポッポちゃんは文具店の経営と代書業を続けています。
頼まれる代書は、家族宛のものばかりで、様々な関わりががります。
よい関係を築いている人も居れば、そうでない人も居ます。
そうではない人でも、それにあらがう気持ちも出てきます。
これらのシーンごとに自分の過去を思い出します。
この感覚を例えると、花壇に咲いている植物を、ミントかもしれないと思って葉っぱをちぎり手でもんで、匂いを嗅いで「あっ、違う」と思った時の感覚が一番ぴったりします(この思い出がしっくりくるとは、マジですか!)。
ちょっと残念な感覚が入っているのは、人生はままならないし、ほろ苦く感じるときもあるけれど、自分の人生に後悔がないからです。

ポッポちゃんや代書を頼む人とは違う人生を歩んでいるのに、自分の過去を思い出すのは、これがあるかもしれません。一部引用します。
「竹はなんて潔いのだろう。迷うことなく、天に向かって一心に伸びる姿がうらやましくなる。ただ、上空を見上げると、一本一本が独立しているように見える竹も、上の方の葉っぱは互い互いに支えている。そして、根っこではみんなが繋がっているなんて、なんだか家族みたいだなーと思った。」

2019.08.23

長期保存の豆腐

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森永乳業が、南極料理人の西村さんと共同で、6.4か月常温で保存できる豆腐を開発しました。
北海道難病連札幌支部の役員会に、森永乳業の人が来て説明を受け、試食もしました。
ごく普通の美味しい豆腐です。
無菌状態で製造し、6層構造の容器で酸素と光を遮断ているから添加物を加えなくても持つのです。

冷蔵庫に入れなくてもいいので、毎日の食卓に楽々ストックできます。
食べては補充を繰り返していくと、災害時などの緊急時にも役に立ちます。

「森永とうふ」で検索をして、ネットで注文が出来ます。
郵便局でも扱っています。
「絹ごしとうふ」と「お料理向き森永とうふ」があり、どちらも12丁入り一箱1,740円です。
これで、買って冷蔵庫に入れているのを忘れて、投げてしまうことは無くなります。
魅力的な商品です。

2019.08.18

原田マハ『キネマの神様』

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原田マハ『キネマの神様』文春文庫、2011年

映画館にはキネマの神様が住んでいます。神様は映画好きの人に宿ります。
この小説の登場人物は、全員映画好きで、キネマの神様が降りてきました。
すると、どうなるか?
金儲けは出来ません。なぜなら、神様は物質的なことに関心がないからです。
神様は何に関心がおありなのでしょう?

主人公の歩が転職した先の会社は出版社で、知る人ぞ知る映画雑誌を発行していますが、廃刊寸前に追い込まれています。
この状況を打開しなければなりません。
まずはブログの開設から始まりました。
ブログの管理者は、社長の引きこもり息子です。
映画を見た「ごう」がその映画について記事を書きます。
「ごう」は、ギャンブルと映画が大好きな家族泣かせの男性です。
ごうは、ブログを書くのに生きがいを見いだし、ギャンブルから離れられました。
次に、このブログの英語版を作ることになりました。
訳するのは歩の元職場の人で、アメリカ在住の女性です。
しばらくすると、「ローズ・バッド」と名乗る人から英語版にすごいコメントがつきました。

「親愛なるゴウ
どうやら君たち日本人は、我々アメリカ人の心の奥深くに柔らかく生えている最も敏感で繊細な「父性への憧れ」という綿毛を逆なでするのが趣味らしい。
君の評論「フィールド・オブ・ドリーム」を読んだ。なにやら「キネマの神様」への報告だということだが、それがもし本当の神様なら、君の寝言に耳を傾けたよだれまみれの口を直視できるほど、人間性に富んではいないはずだ。君の評論をまともに受け止めることの出来る神様は、極東の竹林(バンブーウッド)には住んでいても、聖林(ハリウッド)には住んでいない。まず、それを君の肝に銘じさせることから始めよう」

何という挑戦的なコメント。
しかも、この文章はただ者じゃない!
どうする?ごう!

ゴウはこの挑戦を受けて立ちました。

こうして2人はネット上でコメントのやりとりを行っていきました。
ゴウは映画の光の差す部分に目を向け、ローズ・バッドは闇の部分に目を向けます。
2人は交わることはありませんでしたが、お互いに相手に敬意を払っているのが感じられます。
一つの映画を全く別の見方の論評が読めるのです。
あぁ~、何という幸い!

そんな2人が一つの方向を向いた映画があります。
それは「硫黄島からの手紙」です。
なぜなら、2人はこの戦争の時に従軍していたからです。

この小説には、いくつもの映画が出てきます。
一番大事な映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」なのです。
小説の始めから終わりまで、この映画が根底に流れています。
「ニュー・シネマ・パラダイス」は、低迷を続けていたイタリア映画が復活したと世界に知らせた映画です。

「キネマの神様」に登場する人物は、それぞれが事情を抱えています。
そこから乗り越えて前に進めるようになったのは、映画を愛する人の所に「キネマの神様」が降りてきて、困難を乗り越えて自分の人生を歩めるように、人との出会いを作ってくれているからです。

「ローズ・バッド」は何者かって?
小説に登場する人物は、どのように変わっていったかって?
それはこの小説を読んでください。

映画って、ホントにいいですね!

 

映画「ニュー・シネマ・パラダイス」

 

「新・午前十時の映画祭」で、この映画を観ました。
シネマコンプレックスで、封切と往年の名画を見れるのもあとわずか。来年3月まで、この贅沢をしっかり味わいます。

「ニュー・シネマ・パラダイス」は、イタリアのシチリア島にある村が舞台で、低迷を続けるイタリア映画が復活したと世界に知らせた映画です。

やんちゃ坊主のトトは映画が大好きで、映画館に入り浸っています。映画技師のアルフレードと友情を深め固いきずなで結ばれていました。アルフレードがトトに、この村から出て戻ってくるなと言います。トトはその通りにし、実家にも連絡を入れませんでした。そんなトトに母から電話があり、アルフレードが亡くなって明日葬儀があるとのこと。トトは30年ぶりに故郷に戻りました。すっかり変わってしまった故郷ですが、思い出はそのまま残っています。

トトが入り浸っていた村に一つしかなかった映画館は、数年前に休館になり壊される寸前でした。廃墟となった映画館の中に入ると、以前の風景が目に浮かびます。映写室には切り取ったフィルムが残っていました。

アルフレードが奥さんに、トトに渡すようにと言ったものを受け取ります。それは、新聞紙に包まれたフィルムが缶に入れらていました。

アルフレードの葬儀が終わり、ローマにもどったトトは、つなぎ合わせたフィルムを、試写室で観ました。トトは映画監督になっていたのです。そのフィルムは、上映前にポルノだとされて切り取られたキスシーンをつなぎ合わせたものでした。アルフレードはトトとの約束を忘れていませんでした。

故郷を捨てて忘れようとしていたトトですが、過去を愛おしく思いながら、そのフイルムを見ています。

30年ぶりに帰ってきたトトに母は、電話をかけるたびに違う女の人が出るが、その女性はトトを愛していないのが声で分かる。心から愛せる人が見つかり、落ち着いてくれたら…と言います。

きっと、これからのトトの人生は、母が望むようになるでしょう。

加納朋子『カーテンコール』

 

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加納朋子『カーテンコール』新潮社、2017年。  

よんどころない事情により閉校になる大学、萌木女学園最後の卒業生。
そう。 最後なのです。
なのに単位が不足して卒業できない学生がいるのです。

大学側の温情により、半年寮生活を送り補習を受けてから卒業できるようになりました。
大学の敷地内にある元寮の内装に手を入れた建物です。1階が講義室兼食堂と理事長夫婦、校医の部屋で、2階が学生の部屋です。
そこに集まった女子大生は、「全体的に、元気もなければ、意欲もない。やる気もなければ覇気もない、ないない尽くしの集団だった」。...
まぁ、ね。
全員単位が不足なわけで・・・。
そういう中で1人だけキラキラ輝いて、しっかりしている子がいました。
この子も単位不足なわけで・・・。

 
寮は2人で一部屋。朝、起きれなかったら車椅子に乗せられて教室兼食堂に行き、朝食をとる、から始まり、パソコン持ち込み不可、通信手段は葉書だけ、学生の要望には大体応えられません。しかも外出禁止。3度の食事とおやつは理事長の奥さんと娘さんが、きっちり栄養計算をして作ります。和食中心で若い子向けじゃない。物足りないからマヨネーズをかけるのも不可。
ここは刑務所か!
単位不足になった理由は、それぞれあります。 でもね、その理由があるからといっても見逃してもらえないんです。 することはしなきゃ。

半年間、共に規則正しい生活をし、勉強をする。
学生同士、理事長夫妻、校医との関りを通して、自分自身と向かい合うのです。


本の最後の方で、死にたいと思っている子の促しがあって、理事長は昔話を始めます。 それは、理事長がご自分の人生を決定づける出来事でした。

そして迎えた卒業式。
全員卒業できたのが開学以来初めての事でした。
入学したくても出来ないで亡くなった理事長の姉と孫娘の写真と共に。

2019.08.17

合同分科会「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群を知ろう」

北海道難病連主催の「第46回難病患者・障害者と家族の全道集会」が開催され、1日目の合同分科会で「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群を知ろう」を行いました。会場は、北海道難病センター3階 大会議室です。
主催した患者会は、個人参加難病患者の会「あすなろ会」、線維筋痛症友の会北海道支部、北海道ベーチェット病友の会です。
「あすなろ会」には、同病の会員が2名いて、線維筋痛症は筋痛性脳脊髄炎を併発することがあり、北海道ベーチェット病友の会の会長が旭川市にある同病の患者会「北海道ME/CFS幸せたんぽぽの会」と繋がりがあることから、共同開催となりました。

当日は、「筋痛性脳脊髄炎の会」が制作したDVD「この手に希望を」を上映した後、同患者会の篠原三恵子理事長の講演を行いました。
同患者会で作成した小冊子7冊の販売、衆議院と参議院への要望書の署名、寄付受付コーナーを設けました。
当日の配布資料は、あらかじめ篠原さんから送られてきたのを印刷しました。
映画監督が作ったDVDや、他の資料はどれも素晴らしく、篠原さんが築いてきたものの質の高さを感じました。
企画・運営したスタッフ、ボランティア、プロバスケットチームの「レバンガ」選手2名も助っ人に来てくださり、会場設営等の準備がスムーズに行われました。

合同分科会の報告が「筋痛性脳脊髄炎の会」のホームページに掲載されましたので、リンクします。

この疾患は、客観的な診断基準がありません。制度が使えません。診てくれる医師はごく少数です。
このような厳しい状況の中、神経内科医の山村先生らの最近のご研究は、光が差してきます。
客観的な診断基準が出来て、制度が使えるようになったときは、お祝いに何かを企画したいです。

2019.08.04

「あすなろ会」の交流会

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合同分科会の会場が、難病センター3階大会議室だと知り、すぐに夜の部の予約を入れました。
移動しなくていいでしょ。
私は合同分科会の準備にかかりきりになるので、交流会の方は他の運営委員に任せました。
バーキンソン病友の会北海道支部旭川ブロック長から奇麗な布を頂いたので、テーブルクロスに使いました。
いつもは居酒屋などの店を利用していたのですが、今回は会議室。
殺風景にならずに済みました。

16時から始まり、ちょっと早めの夕食を頂きました。
お弁当は、駅立ち売り商会の弁菜亭に注文しました。
ココは、総額1万円以上になると無料で配達してくれますし、美味しいのです。
おかげで、お財布にやさしい参加費になりました。

3階は私たちだけ。
ドアを開けていても、心置きなく内緒話が出来ます。
どんな内緒話があるのでしょう?

今年度入会した会員が参加しました。
初めて会ったとは思えないくらい、打ち解けていました。
久しぶりのおしゃべりは楽しい時間になりました。

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