「あすなろ会」の会報173号の発行
毎年10月に発行する会報ですが、今年度は臨時号を出す都合上、1か月遅れの11月になりました。
表紙の写真は、新型コロナウィスル感染症と闘う全ての人のために、ブルーインパルスが東京都上空を飛んだ時のです。
編隊名は「リーダーズベネフィット」です。
札幌厚生病院 病理診断科主任部長 市原真先生のご寄稿による、連載「応用が利く『病気の話』」が2回目「患者と医者は時間軸をシェアすべし!」です。患者と医者とのコミュニケーションを取る時にとっても役に立つ記事です。
2つの取材を受けたことから「特集 Withコロナの世の中で」の記事を書きましたので、冒頭の一部を転載しますね。
<取材を受けた記事>
10月に発行した臨時号の裏表紙のお知らせに、新聞の取材を受けたと書きました。コロナ禍にあって不安に対処する「あすなろ会」の取り組みについて説明をしました。「あすなろ選書」で紹介する『コロナのせいにしてみよう。』の本を開きながら話し合い、本の内容を(後半を中心に)深めていきました。記者は患者側に立った記事を書くと言い、会報に転載する許可を得ました。
ところが、10月21日に掲載になった記事を読んで記者が言っていたことと全く違い、不安を煽るような内容になっていたのに驚きました。新聞社の編集方針によるものなのでしょう。「あすなろ会」の事は載りませんでした。記者にコロナで一番困っていることを聞かれた時、マスコミ。特にテレビの不安煽り報道と答えたから当然ですよね。
<報道の移り変わり〉
私は、30年位前に食物アレルギーの患者会の運営をしていた時、道内のほとんどの新聞やテレビの取材を受けていました。当時は、報道されたら困る内容については、説明し、記者が納得すると報道内容が変わりましたが、今では変わらない話をよく聞きます。専門家に取材の申し込みが来て、その事についてはこうだと説明をすると、取材する側は断るのだと聞いていた話を実感しました。
全てではないでしょうが、報道の在り方は、このようなものなのです。
このような経験をしたから、『不安を煽りたい人たち』と『もうダマされないための「科学」講義』の二冊を読んでみようと思いました。
大体の記事が出来たと思ったら、COVID-19の感染者が増えてきましたから、一部書き換え。
書き変えた個所を引用しますね。
<私たちがすること>
気温や湿度が下がってから感染者が増えてきました。感染者数が増えようが減ろうが私たちのすることは以下の3つです。
①三密(密閉、密集、密接)回避
②手洗い
③マスク着用
外出時で気を付けたいこととして、手で顔を触らない事です。目をこすったり鼻をほじったり指をなめったりしてはいけません。手指についたウィルスが、体の中に入っていきます。どうしてもしたくなったら、手を洗ってからにしてください。
どうか皆様、安全にお暮しくださいますように。
これで印刷に回せると思い、原稿を封筒に入れた日の夜、尾身会長が政府に提言をしたとニュースに流れていました。
厚労省のホームページを見ると、その内容がありましたので加え、手指消毒と手洗いの図が日本環境感染症学会にあったので、それも加えて2ページ増やし、最後の2ページを削除して、ページ数を合わせて完成しました。
ちょうど特集を組むのでタイミングがいいです。
・・・というか、ギリ11月発送に間に合いました。
めでたしめでたし。
« あすなろ会の雑談臨時号の発行 | トップページ | 結心展の開催です »
コメント